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自由主義と共産主義の間、グローバリズムとナショナリズムの間の今は何処? <外道たちの最中で> 切ない事情 
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Posted by - 2025.05.06,Tue
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Posted by 残心 - 2015.11.18,Wed
MRJが初飛行に成功したが、ジャンボジェットは無理なのか・・?
【三橋貴明】MRJ初飛行と国産大型ジャンボジェット機  (三橋貴明の「新」日本経済新聞)

《 勝手に要約 》
MRJが無事に初飛行に成功したわけですが、今後の我が国で、小型ジェット旅客機ではなく、大型ジャンボジェット機の開発、生産が進むでしょうか。無理だと思います。

理由は、すでに日本の大型ジャンボジェット機の市場はボーイング社エアバス社という「外国企業」に席巻され、日本政府が国内の航空機産業のために「保護貿易」を推進することも、まず不可能であるためです。

日本政府が日本企業による大型ジャンボジェット機を開発、生産を支援するため、国内市場を「保護」すると、世界はもちろんのこと、国内からも猛烈な批判を受けることになるでしょう。
「自由貿易に反している!」
「グローバリズムの時代に逆行している!」
という話でございます。

国内市場を外国企業に席巻されている状況で、民間企業が「リスク」を採り、技術開発投資や設備投資を実施することは、困難極まりないです。というわけで、日本企業がジャンボジェット機を生産する時代は、このままでは訪れまないでしょう。

ギリシャ企業が、ドイツの自動車メーカに対抗できる日が(ギリシャがEU・ユーロに加盟している限り)来ないのと同じです。
無論、個人的には日本の「経済力」を強化するために、ジャンボジェット機の市場を「保護」しても一向に構わないと思いますが、政治的に通るとは思えません。

上記の通り、企業の設備投資や技術開発投資は、「リスク」を横目で見ながら実施されます。三菱重工が三菱航空機を設立し、国産小型ジェット旅客機の開発を決断したのは、我が国の経済力を強化することになりました。が、さすがの三菱重工とはいえども、現段階で大型ジャンボジェット機の開発、製造のリスクまでは取れないでしょう。

特に、我が国はデフレでございますから、企業はなおのこと「リスク」を取れない状況になっています。

というわけで、政府の投資(インフラ投資や技術開発投資)が必要な時期なのですが、安倍政権は民主党さながらの「事業仕分け」というパフォーマンスを始めました。このままでは、我が国のモノやサービスを生産する力、すなわち「経済力」は弱体化する一方です。

この状況を押しとどめるためには、経済力の本質、モノやサービスを生産する力こそが経済力であり、「おカネ」の問題ではないという真実を、できるだけ多くの国民が知るしかありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
国政は 大企業と 同等か       企業感覚での政治  
ケチケチと 渋って出さず 根が腐り    節約だけが対策か
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夢の無い時代になりましたね・・。
伸びるものは伸ばしたいが・・・。

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