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自由主義と共産主義の間、グローバリズムとナショナリズムの間の今は何処? <外道たちの最中で> 切ない事情 
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Posted by 残心 - 2016.02.15,Mon
イメージ、雰囲気で、真実が見えにくい・・・。
「奴隷制度の廃止」と「人種差別撤廃」  (ねずさんのひとりごと)

《 勝手に要約 》
日本では、米国の黒人差別は、米国第16代大統領のエブラハム・リンカーンが「解放」した、と信じている人が多いようです。
違います。リンカーンが行ったのは奴隷の「制度の廃止」であって、「人種差別」に反対わけでも撤廃したわけでも解放したわけでもありません。「奴隷制度の廃止」と「人種差別撤廃」は、似ているようで、まったく異なるものです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
意外に思われるかもしれませんが、南部諸州の農園では、黒人労働者(奴隷)たちは、比較的大切に扱われていました
これは当然といえば当然のことで、農場が広がれば広がるほど、黒人労働者の人数も増える。
人数からいったら、白人の農園経営者よりも、そこで働く農園労働者の方が、圧倒的に人数が多いのです。
どこの会社でも、経営者の人数よりも、労働者の人数の方が多いのと同じです。

もし、少数の経営者が、大多数の黒人を圧政下に置いたらどうなるか。
反乱でも起こされて、綿花農園に火でもつけられた日には、全財産がパアになります。
ですからそうならないように、ある面、黒人達を優遇し、ある面、いうことをちゃんと聞くように、厳しくしつけていたのです。
つまりそこには、一定の「共存関係」が成立していたのです。

黒人と白人が、身分は違うのは当然です。
白人は農園の経営者であり、黒人はそこで働く労働者なのです。
身分の違いは、当然あります。
けれど、それは「差別」というより、「主従関係」に近いものでした。
もちろん、カネで買われた労働力であることは事実です。
だから「奴隷」です。けれど、黒人達は、定年さえない終身雇用です。
生涯食うに困らない。悪いけれど、いまどきの日本のフリーターよりも、よほど生活は安定していたのです。

一方、南北戦争以前の北部諸州ではどうだったかというと、北部には綿花のような中心となる産業がありません
人はたくさんいますから、繊維製品の製造業や、日用品製造業、あるいは建設業等々の労働市場は数限りなくあったけれど、それら労働者市場は、白人移民たちの労働市場でもあったわけです。
そこに南部からあふれた黒人奴隷という私的所有権に基づく労働力が介入してきたら、何が起こるか。
答えは簡単です。
白人労働者の職場が奪われるのです。

だから北部の人々は、「奴隷制度」に反対したのです。
そして黒人を毛嫌いし、差別することによって、北部の労働市場から排除しようとしたのです。
このことは、「黒人を差別する」というよりも、黒人の「存在そのものを否定」するという社会風潮といえます。
黒人がいるから、白人の労働市場が奪われるのです。
ならば、この世から黒人を消すしかないという思考です。
「だから黒人を排除するしかない」というのが、当時の黒人に対する北部の人々の考えです。
北部の人種差別は、だから「差別」というより「排除」の動きだったのです。
これを「人種差別」と書くからわかりにくくなるのです。
実際には「人種排除」です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
驚くべきことに、この戦いに北軍側では100万人以上の黒人義勇兵が、最前線で戦っています。彼らは、この南北戦争が、「奴隷解放のための戦い」であり、「人種差別撤廃のための戦い」と信じていたのです。
結果として南部諸州が負け、もとの米国に戻り、そして米国では「奴隷制度」が廃止されました。しかし、人種差別は、以前より一層、酷いものにかわったのです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
パリ講和会議における日本の提案は、当時の白人社会にはとてつもなく大きな爆弾であったといえます。
国富の大部分を、人種差別と植民地政策によって得ていた欧米資本家や貴族たちにとって、植民地を失うということは、すなわち国家の崩壊であり、資産家たちの破産を意味するものでもあったのです。

それだけに、人種差別撤廃を堂々と主張する日本は、彼らにとって、どうしても許すことのできない相手でした。
そしてパリ講和会議での日本の「人種差別撤廃法案」は、16カ国中、11カ国の賛成を得ながらも、議長であった米国大統領ウィルソンの「全会一致でない」という詭弁によって退けられてしまったのです。

米軍の攻め方というのは、はじめ艦砲射撃やら航空機からの爆弾投下で、徹底的な爆弾による破壊を試みる。
そして上陸して日本軍の弾の当たるところに最初に出てくるのは、いつも決まって「黒人歩兵部隊」だったといいます。
戦争ですから、先頭にたつ歩兵は撃たれます。
そして先頭の部隊が撃たれることで、敵の居場所がわかる。
わかったら、そこを(弾の飛んで来ない)艦船から、艦砲射撃で攻撃する。
そして日本軍の弾が飛んでこなくなる頃になってやっと、白人の掃討部隊が前線に出て来る。
それが当時の米軍の戦い方でした。
テレビや映画などでは、実際のこういう姿は、まず出てきません。
白人の兵隊が勇敢に銃を撃ち、日本軍と戦っているというようなシーンしか出てきません。
けれど、実際の戦闘では、常に敵弾の届く危険なところには、黒人兵が狩り出されています
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
黒人を 連れてはきたが 差別する     米国など西欧諸国
善人の ふりして平等 ふれまわる     醜い偽善
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
プロパガンダが行き届いて「米国は人種差別を撤廃した国」というイメージは確立しているが、真っ赤なウソ。
まったく、どこまでが本当なんだか・・・?

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