忍者ブログ
自由主義と共産主義の間、グローバリズムとナショナリズムの間の今は何処? <外道たちの最中で> 切ない事情 
[84] [83] [82] [81] [79] [74] [80] [78] [71] [75] [72
Posted by - 2025.05.06,Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 残心 - 2015.03.31,Tue
マスコミがいろいろと嘘と誠をない交ぜにして流すので、農協が全くの悪者だったようにイメージされているけれど・・。
【三橋号外】TPPと農協改革(後編  (三橋貴明の「新」日本経済新聞
日本 15.6%
アメリカ 26.4%
フランス 90.2%
イギリス 95.2%
スイス 94.5%
上記は、何でしょう。
実は、農業所得に占める直接支払(財政負担)の割合です。意外かも知れませんが、実は日本は先進国の中で突出して「農業予算が少ない国」なのでございます。
なぜ、各国がここまで農家に予算を費やしているのか。理由はもちろん、そうしなければ「国家の食料安全保障」が維持できないことが分かっているためで、食料自給率を引き上げるために、農家の「保護」に巨額の予算を費やしているのでございます。
農水省は農業所得を二倍にする方法として「輸出拡大」「成長産業化」「経営多角化」と、市場主義的なキーワードを叫んでいます。
農家は市場競争し、グローバル化し、外国に農産物を売り込み、所得を「努力して倍増しなさい」という話なのでございます。
日本列島という、大規模農業に向かない国土の農家に対し、諸外国と比較すると極端に低い農業予算しか支出せず、さらに家族経営を維持するために必須の農協を「解体」し、予算積み増しではなく、
世界で戦え。そして、それぞれが努力して所得を倍にしろ
と、無責任に煽り立て、さらにTPPで関税を引き下げ、もしくは撤廃し、欧米のような「分厚い政府の直接支払」がない中、市場競争の荒波の中に日本の農家を叩きこむ。この残酷な政策が、安倍政権の農政というわけでございます。
現在の安倍政権の「農協改革」とTPP交渉が進むと、将来的に農業でいえば、共済市場がアメリカの保険会社に食われ、さらに株式会社化した全農に「外資」が資本参加する「道」が作られてしまう可能性が濃厚なのです。
ところが、日本でこの種の話を取り上げるマスコミは皆無でございます。例により、
農協という既得権益を解体しろ!
と、ルサンチマンにまみれたレッテル張り、スローガン、印象論で食料安全保障を崩壊させる「改革」が進んでいっているわけでございます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
楯を削ぎ 鉾を取り上げ 戦行け       日本政府の農政
良きことは 評価されずに 極道扱い     農協職員
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
冷静に見ると、農協が良い悪いではなく、外資が入れるようにしたいというのがテーマか。

拍手[0回]

PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
残心
性別:
非公開
最新コメント
[06/10 zansin a]
ブログ内検索
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]