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自由主義と共産主義の間、グローバリズムとナショナリズムの間の今は何処? <外道たちの最中で> 切ない事情 
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Posted by 残心 - 2016.01.18,Mon
増えるバス事故の原因は、運転手の過酷な労働環境。
それは構造改革の末の、競争原理によるコストカットなのか・・・!
スキーバス事故をもたらした小泉構造改革 競争原理で安全コストカットを強いた
    (世界のニュース トトメス5世)

《 勝手に要約 》
長野県のスキーバス事故は、コストダウンのために安全性を犠牲にし、運転士は不眠状態で運行していました。
こうした状況は小泉改革の規制緩和でバスの台数が激増し、過当競争に陥った事で発生しました。

規制緩和で競争激化 

20代から30代の若いうちは体力があるので短時間で回復するが、運転士は65歳の高齢者で、老人ホームに入る年齢です。
バスもトラックも規制緩和の影響で、一部を除いて給料が半分以下になってしまい、若者は運転手になりません。

人手不足なのに給料が安いという典型的なブラック職業で、若い頃トラックやバスを運転していた高齢者が多い。
バブル崩壊以前の観光バスは花形職業で、収入は頑張った分だけ幾らでも貰える時代でした。
だが規制緩和によってバスの台数が増え、過当競争で劣悪な労働条件とバイト以下の収入になってしまった。

構造改革は敗者のゲーム

スキーツアーは2000年以降の「小泉改革」で免許制から許可制になり、誰でもバスを運行できるようになりました。
当時から「規制緩和すると事故が増える」と言った人は居たのだが、抵抗勢力と呼ばれて悪役になり排除されました。
小泉首相は規制緩和すれば何もかも良くなり、日本経済が回復すると言っていましたが、現実は経済が悪化し事故が多発した。

一方でスキー人口はブーム全盛期の半数以下で、つまり2倍のバスで半分の客を運んでいる状況です。
バス会社は二極化し、JRや知名度のある有名企業は高い価格を設定し、高収入層を運んでいます。
大多数の格安バスは値下げ競争に明け暮れ、運転手の収入は下がり続け、労働条件は悪化し続けました。

この状態は最早馬鹿げているとしか良いようが無く、政府の規制緩和と構造改革の失敗がもたらしたものです。
同じように規制緩和したトラック業界タクシー業界も過当競争に陥り、給料が下がって労働時間は増えました
それで小泉首相のお題目通り日本経済が良くなったかと言えば、経済を悪化させています。

誰にでも分かる事だと思いますが、運転手の給料を60万円から20万円に減らしたら、日本のGDPは毎月40万円減少します。
これが日本中で起こったのが「構造改革」で、必至になって値下げ競争した挙句、日本のGDPを下げたのでした。
政治家も官僚も自分の失敗を決して認めない人種なので、今でも構造改革を正義のように言っています。

安全が必要な分野を緩和してはいけない

国土交通省や警察はバス会社の責任を追及しているが、原因が規制緩和による過当競争である以上、規制強化しか解決法はありません。

昭和の時代のようにバスの台数を制限して競争が起きないようにすれば、バス会社はコストダウンする必要がなくなります。
誰でもバスを買えばバス会社を開業でき、何の規制も無くバスの台数を増やせる事が、終わらない事故の原因です。
規制緩和すれば良くなるというのが幻想で、値段と安全性を両立させた規制の在り方が必要でしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
良くなると 騙され続け 物騒に     無責任な政治
結局は まともな会社を 壊すだけ     構造改革
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
構造改革は恐ろしい・・・!!
今も続いてるけど・・・・。

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