自由主義と共産主義の間、グローバリズムとナショナリズムの間の今は何処? <外道たちの最中で> 切ない事情
Posted by 残心 - 2015.06.07,Sun
あまり教わってないけれど、百人一首の歴史は壮大なようだ。
荒れた世を 正す役割 百人歌 藤原定家
世を正す 百人一首 再評価 乱れた世の民
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百人一首というのは、荒れた時代に「古き良き日本」を顧みさせてくれるものか。
・百人一首の日 (ねずさんのひとりごと)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《 勝手に要約 》
百人一首 --- 藤原定家 選
世の中が、平安から鎌倉へと激動し、明察功過などどこへやら、短慮と短慮が対立し衝突して、すぐに武力衝突になる。
人の生命が奪われ、世が乱れ、悲惨な殺人事件が頻発する。
女達が安心して生きられた時代はどこへやら、武器をつきつけられて着衣を奪われ、強姦され、他人の子を孕ませられたり、あるいは殺される。
毎日のように、悲惨なニュースがもたらされる。
そんな世の中がなぜ生まれるのか。
世の中の価値観が狂い、世の中の秩序が乱れ、日本人が日本人としての文化性を失っている。
だからこそ、考えられないよな短慮な事件が頻発する。
「ならば」、その日本人の文化の根源を、どうやって世間に知らしめ、定着させていくのか。
どうやって日本を取り戻すべきなのか。
そのために何が必要なのか。
理論や理屈をいくら説いてもダメなのです。
頭でわかっても、それは行動にならないからです。
理屈では人は動かないのです。
ではどうしたら良いのか。
人は感じて動くものです。
だから「感動」といいます。
そうであれば、感動のなかに、取り戻すべき日本の姿を浮き彫りにする。
和歌には感動があります。
ならば、その和歌を効果的に配置することで、和歌を順に読み解いて言ったら、誰もが感動し、日本の文化を取り戻そうとする決意を新たにする。
そういう歌集を創ろうではないか。
それは、勅撰和歌集のような長大なものではなく、そうだ。百首くらいがちょうどよい。
百人の歌人から一首ずつ、百首の歌で、大和の文化を全部語り尽くしてはどうだろうか。
いやまて。
せっかく歌集にしても、その歌集自体が歴史の中に埋没してしまってはなんにもならない。
それに、五百年続いた平和な日本が、いまこうして音を立てて崩れた今、その日本が、再びもとの美しい姿を取り戻すには、いったいどのくらいの歳月がかかるだろうか。
もしかすると、それは五百年?、いや千年はかかるかもしれない。
であれば、千年の間、歌の意味さえも失われてしまったとしても、その歌だけは生き残る。
そうだ。歌には言霊がある。
その言霊の美しさだけは生き残る。
そしていつの日か、きっとその歌の意味を理解する者が現れるに違いない。
それがいつのことかはわからない。
けれど、その日まで、歌集が生き残ってくれなければならない。
そのためには、たとえどんなに歌が貶められたとしても、あるいは言葉が失われてしまったとしても、それでも音の美しさだけで口承され、人々に愛され続けるだけの歌を、選ばなければならない。
定家は、それまで自分が学んだ全ての知識と情熱を傾け、晩年最後の仕事として、百人一首の編纂を開始しました。
たった百首の歌を選び、配置するのに、まる4年の歳月がかかりました。
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900年前の大化の改新からはじまる日本の大きな改革。
それを成し遂げた天智天皇、それを完成させた持統天皇が、天皇として自ら政治権力を揮うのではなく、むしろ権威というお立場となって、民衆を大御宝(おおみたから)とし、自らは農作業やお洗濯をして、民とまったく同じように労働に精を出されていたこと。
そして平安中期になると、安全で安心な社会の中で、数多くの女流歌人たちがのびのびと人生を謳歌していたこと。
その平安な時代が音を立てて崩れ去ろうとしたとき、どんな気持ちで人々が時代を取り戻そう、時代を支えようと努力したのかということ。
それはまるで、神秘の扉を開けて冒険するような、たいへんな刺激に満ちたものでした。
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(戦国時代、百人一首の伝播がきっかけとなり)
積極的に天子様(天皇)を仰ぎ、その天皇のもとで日本をあらためて統一する。そのために働く、という選択を彼らにもたらしたのです。
戦国大名たちは、その中期までは、まるで文化性を失ったかのような状態でした。
けれど後期になりますと、ものすごく深い文化の香りが高くなり、そして関が原くらいの時代になると、女性たちも武将の妻として、たいへんな気丈さをみせる女性たちになっていきます。
日本が、大和人としての文化を取り戻したのです。
そして一度、文化の香りを取り戻した日本は、そのまま一気に江戸270年の太平の世を築いています。
日本は、変わったのです。
荒れた世を 正す役割 百人歌 藤原定家
世を正す 百人一首 再評価 乱れた世の民
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百人一首というのは、荒れた時代に「古き良き日本」を顧みさせてくれるものか。
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