自由主義と共産主義の間、グローバリズムとナショナリズムの間の今は何処? <外道たちの最中で> 切ない事情
Posted by 残心 - 2015.07.13,Mon
ギリシャ危機は、壮大な実験の成果か。
もちろん悪い方の!
ギリシャ危機 一部の誰か ウハウハか 危機利得者
皆満たし それでようやく 平和来る 打倒!一部の利得者
成長を しないでいると 尻すぼみ のびしろ有り
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
直近の報道では、「ギリシャは緊縮策を受け入れた」とのこと。
もうギリシャの未来はないのかも・・・。
しかし偉い人たちがたくさん集まって出した結論が、ことごとく的外れに見えるのは私がおかしいのか?
それとも、誰かの利得のためにわざと追い詰めて危機を作っているのかな?
まさかね・・・。
もちろん悪い方の!
・【青木泰樹】ギリシャ危機は対岸の火事ではない (三橋貴明の「新」日本経済新聞)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《 勝手に要約 》
今回驚いたのは、ギリシャが2014年度に基礎的収支(プライマリーバランス:PB)を黒字化していたことでした。
「我が意を得たり」と思ったかどうかはわかりませんが、マスコミの論調もヒートアップします。
曰く、「ギリシャは日本より財政は健全であったにもかかわらず破綻寸前。ましてや日本は危機目前。早急に財政再建を」となるわけです。
「消費税再増税も歳出削減も、日本のためなのだ。財政出動などもっての外だ」と言いたいために。
―――――――――――――――――――――――――――――――
ギリシャ危機は、財政均衡主義がもたらした災厄なのです。
まさしく経済思想が現実経済を潰した事例なのです。
欧州委員会(EU)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)という三者、いわゆるトロイカに押し付けられたPB目標を達成しようとして、ギリシャは忠実に増税と歳出削減を履行し、結果的に経済を破綻させました。
5年間でGDPは25%減少しました(日本に置き換えて考えるなら、日本の名目GDPは約490兆円ですから、120兆円以上が消し飛んだことになります)。
失業率も平均で26%超、若年層に至っては60%超です。
若者が希望の持てない、未来のない国にしてしまったのです。
万死に値する所業です。
ここまで経済を破壊して得たものは何か。
若干のPB黒字だけです。
それによって財政再建はかなったのでしょうか、財政破綻の危機は去ったのでしょうか。
とんでもない、PBを黒字化しても財政破綻寸前です。
PB目標の達成は、国家の安寧も財政再建も、何ももたらさなかったという歴史的事実が残ったのです。
これを教訓とせずして、何を教訓とすべきでしょうや。
PB目標の達成のためには、増税と歳出削減しかありません。
しかし、公的支出を削減すれば、総需要が減り、名目GDPが減り、税収も減る。
増税分を国内で使えばまだしも、対外債務の返済に充てれば、ますます名目GDPは減る。
民需か外需が公需の減少した分を補てんするだけ増加しなければ、国民経済は縮小する。
ただの足し算引き算です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
ギリシャのチプラス首相に二つ助言を送っておきましょう。
・先ず財政支援に関して。
歳入=税収+国債収入(国債を中心とする借入金)。
歳出=一般歳出(国債費を除く政策経費)+国債費(利払い費および償還費等)
ですね。財政赤字は「税収<歳出」です。
他方、プライマリー均衡は、「税収=一般歳出」です。
ギリシャはプライマリー黒字の状況ですから、問題は国債収入が確保できない(金融支援=借金ができない)ということです。
それゆえ借金の返済(国債費)ができずにトロイカに支援を仰いでいるわけです。
この状況を打開するためにチプラス首相はこう言えばいいのです。
「私が金融支援を仰ぐのは(追加の借金したいのは)、あなたたちに借金を返すためだ。」と。
さらに、「あなたの右のポケットにあるカネを貸してくれ。すぐにあなたの左のポケットにそれを入れるから」と言えばよいのです。
つまり、トロイカのカネはギリシャ政府経由でトロイカに戻るのです。
トロイカに損はない。
これによってギリシャの銀行は救われ、実体経済をこれ以上毀損することなく、問題を先送りできるのです。
先送りの対語は、拙速です。
拙速にならずに、じっくりと時間をかけて解決することが適切な場合も多々あるのです。今回のギリシャのケースがまさにそれです。
経済を立て直して、ユーロからドラクマに移行する時間稼ぎが必要なのです。
・もう一つ、チプラス首相は緊縮策を受け容れないほうが良いのです。
これ以上、ギリシャ国民に貧困の淵を覗かせてはならないのです。
メルケルに従って、若者の失業を増やしてはなりません。
その代り、次のように逆提案すればよいのです。
「ギリシャは経済成長を成し遂げることによって、トロイカに債務を返済することを約束する。ついては、成長のための資金を融資してくれ。これまで、トロイカの要求に素直に従ってきたが、結果は最悪だった。経済を潰してしまった。あなたたちの論理でギリシャを救えないことが分かった。あなたたちもわかっただろう。成長によってのみ、ギリシャは救われ、ユーロも命脈を保つことができる(ただし、一時的ですが)。ギリシャには世界に誇れる観光資源がある。それを中心にギリシャ強靭化計画を実施することで再生を図りたいのだ」と。
ギリシャ危機 一部の誰か ウハウハか 危機利得者
皆満たし それでようやく 平和来る 打倒!一部の利得者
成長を しないでいると 尻すぼみ のびしろ有り
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直近の報道では、「ギリシャは緊縮策を受け入れた」とのこと。
もうギリシャの未来はないのかも・・・。
しかし偉い人たちがたくさん集まって出した結論が、ことごとく的外れに見えるのは私がおかしいのか?
それとも、誰かの利得のためにわざと追い詰めて危機を作っているのかな?
まさかね・・・。
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